夏バテて何? あさの治療院 札幌の針灸治療

2019/08/28 ブログ

夏バテとはどういうメカニズムで起こるのでしょう。


年齢や環境も一律でなく症状も多岐にわたるので一言で言えませんが大雑把で良いなら答えられると思います。
まず症状が出てくるのは夏の暑さがが落ち着いてくる頃です。
これがヒントで体内時計や体内リズムと言う言葉は聞いた事が有ると思います。


身体は昼夜のサイクルで体温やホルモン等を調整している事の用語ですが春夏秋冬の一年もでもこの考えで理解できると思います。
寒い冬から熱い夏に向かう初春に寒さに耐えている状態から暑い夏に対応する身体に変化するスイッチが入ります。
いわゆる季節の変わり目は体の変わり目なのですが夏から冬に向かう際には逆のスイッチが入ります。


夏も冬も季節としては過酷なのでここを乗り切るために徐々に身体を対応できる状態に持っていくわけです。
エアコンの様にスイッチのON・OFFで冷房と暖房を切り替えれる能力は人間には無いので徐々に変化させて行くわけで、一度つぎの季節に対応するモードになると後戻りは効きまん。


この事を前提に考えれば暑さが戻ってくると絶対的な気温が下がって楽に感じていても、暑さに対する対応力が下がり始めているので要注意です。
特に体力が落ちている時は気を付けないと熱中症の症状が出る事もあります。


当たり前の話ですが夏の暑さで寝不足だったり消化器が弱ったりしてるのが普通です。
夏の気温の高さで血流はMAXになっていた状態から涼しくなると血流は落ち始めます。


急激に気温が下がった時は高齢者や体力の落ちている人は本来の自分の力だけで身体を維持させ様とすると今まで努力をしなくても血が巡っていたのが血行不良状態になってダルサを感じる訳です。
暑い時は何となく疲れていても血行だけは良いので勢いで乗り切れるのですが、一度暑さ対応モードが切れて涼しさに向かって行くと身体の体調を自覚できる位に感覚が戻ってきたと考えて良いでしょう。


つまり意識しはじめた不調は元々もっていた傾向が顕著になったとも言えますし、ギリギリ乗り切って無症状だったのが遂に出てしまった状態とも言えるでしょう。


次回は各症状別に説明して行こうと思います。

 

 

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