五十肩は痛い 五十肩でないけど痛い 札幌の針灸 あさの治療院
五十肩について
肩が痛くて動きが悪いと五十肩かなと来院する患者さんを診ると違うケースが結構あります。
多いのが運動や作業中に想定外に負荷が掛かって腕の上の部分を痛めるパターンです。
ゴルフでダフッタり片手で重い買い物袋を持った時に筋肉が急激に伸ばされるのに反発して逆に固まる場合などです。
筋肉が大きく損傷する様な事は少なく単純に硬直しているだけのことが殆どです。
しかし時間が経っても症状が改善しない事もあるので厄介です。
ではどうするのか?
鍼が一番効果的で一度の施術で気にならなくなることが多いです。
マッサージでもある程度は改善しますが結構痛いです。
時間がかかっても良いなら一度のマッサージがきっかけになって徐々に回復して行きます。
肩がらみの痛みが全てが五十肩では有りませんが一番有名な症状なのでヒョットしたら自分もなってしまったと思うのでしょう。
では本当の五十肩とはどういうものなのか?
痛みと肩関節周辺の可動域制限が有るものを言います。
まず痛みから始まり次に可動域制限が入って来るのが典型的なパターンです。
五十肩の診断はしっかりとした基準がありますが痛みが無くても可動域制限があるケースもあり典型的なものばかりでは有りません。
基本的に痛みがあれば治療をしなければ悪くなる一方です。
安静にしていても痛みがドンドン悪くなるのが治療が必要な五十肩です。
安静にして良くなるのは五十肩では無いと思って下さい。
他に多い質問が「四十肩と五十肩はどう違うの?」と良く聞かれますが同じです。
自分が何歳か?違いはそれだけです。
唯の症状名なので二十代でも同様な症状が出ればそれは五十肩です。
私が専門学校で学んでいた時は高校卒業したての新卒の子や退職した人もいました。
各年齢層に出やすい症状が隣にいるとと言うのは大げさですが五十肩で治療が必要な人間も当然いました。
30代半ばで痛みが出る人もいましたが20代後半ば痛みが出ている後輩もいました。
本人は五十肩と言われるの嫌いましたが症状は同じなので治療法も五十肩と同じです。
若かった事と初期の症状のうちに治療したのが良かったのか多少は症状の改善は早かった様です。
私も30代前半で五十肩の症状が出ましたが痛みは無く隠れ五十肩のチェックポイントで引っ掛かる程度でした。
特に治療もしませんでしたが痛みが出る事もなく後の可動域制限も出ませんでした。
どちらもレアケースなのか教科書的な物には書かれていません。
生き死に関係ない症状は痛みが許容範囲になれば一山超えたとして研究対象ではないのかなと思っています。
労力をかけて研究しても生き死に関係なければ需要がないと思うので新しい情報が出てこないののでしょう。
なので次は患者さんを診て感じた五十肩のメカニズムと対処法を話そうと思います。
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